街中を走る小型トラックは、物流の生命線と言えるでしょう。そんな中で、三菱ふそうの「キャンター」は、1963年の発売以来、長年にわたり愛され続けてきた名車です。そして最新モデルでは、高級車並みの装備を搭載し、商用車の世界に新たな革命を起こそうとしています。
インテリアを一新!高級車のような洗練されたデザイン
- 落ち着いた色調に統一されたインテリアデザイン
- 流れるようなスタイリッシュなダッシュボードデザイン
- フル液晶メーターパネルで高い視認性を実現
- オプションのセンターディスプレイでナビ操作が可能
新型キャンターのインテリアは、14年ぶりの全面リニューアルを果たしました。落ち着いた色調に統一されたインテリアデザインに加え、ダッシュボードのデザインも流れるようなスタイリッシュなものに一新されています。
特に目を引くのが、ステアリング前方のフル液晶メーターパネルです。速度やエンジン回転数、水温、燃料残量など、走行に必要な情報がひと目で把握できるよう、視認性が大幅に向上しています。さらに、ダッシュボード中央にはオプションでセンターディスプレイを設定できます。タッチパネル操作でナビゲーションやラジオの操作が可能で、トラックの電子化・AI化・IoT化に対応した装備となっています。
ステアリングスイッチで操作性アップ!高級車の機能を搭載
- 高級車の専売特許だったステアリングスイッチを標準装備
- ステアリングから手を放さずに各種機能の操作が可能に
- オーディオ操作やハンズフリー通話にも対応
新型キャンターでは、操作性と操縦性の向上を図るため、高級車の専売特許だったステアリングスイッチを標準装備しています。これにより、ステアリングから手を放すことなく、車両情報の切り替えや各種機能の設定、オーディオの音量調整、電話のハンズフリー通話などが可能になりました。
高級車でおなじみの機能を小型トラックに搭載したことで、ドライバーの負担を大幅に軽減できるはずです。長距離運転でも、手を動かさずにさまざまな操作ができるため、疲労の軽減にもつながるでしょう。
最新の安全装備で事故リスクを低減!先進の予防安全システムを搭載
- 左死角の危険を知らせる「アクティブ・サイドガード・アシスト1.0」
- 衝突被害軽減ブレーキ「アクティブ・ブレーキ・アシスト5」
- 前方認識カメラで標識の認識と表示も可能
- バックカメラ連動のルームミラー液晶モニター
- ドライバーの注意力低下を検知する「アクティブ・アテンション・アシスト」
安全性に関しても、最新の装備を多数搭載しています。トラックの事故で発生率の高い左巻き込みを防ぐため、「アクティブ・サイドガード・アシスト1.0」をAMT車に標準設定。側方ミリ波レーダーで死角をモニタリングし、危険を察知すれば警報音とランプで知らせ、さらに20km/h以下で緊急ブレーキをかけることもできます。
衝突被害軽減ブレーキシステム「アクティブ・ブレーキ・アシスト5」では、ミリ波レーダーに加え新採用の前方認識カメラを使用。歩行者や車両、障害物に対する衝突リスクを低減し、前方認識カメラは標識の認識と表示も行います。さらに、ルームミラーの位置に設置された液晶モニターは、広角のバックカメラに連動し、後方確認をサポートします。
ドライバーの見守り装置「アクティブ・アテンション・アシスト」は、カメラでドライバーの様子を監視し、わき見やまぶたの動きから注意力の低下を検知すれば警告を発します。このように、最新のセンサー技術と解析システムにより、予防安全性能が大幅に向上しています。
完全自動運転も夢ではない!? 次世代の物流を担う小型トラック
新型キャンターに搭載された先進の安全装備は、完全自動運転の実現に向けた第一歩とも言えるでしょう。ミリ波レーダーやカメラ、AIによる解析システムの進化により、より高度な安全システムが実現可能になってきています。完全自動運転化は、もはや遠い未来の話ではないかもしれません。
街の物流を支える小型トラックに、高級車並みの装備と先進の安全システムが搭載されたことで、安全性と快適性が飛躍的に向上しました。新型キャンターは、次世代の物流を担う新時代の小型トラックと言えるでしょう。